消防設備士メモ兼備忘録

消防設備士試験に関するメモ、備忘録です

差動式分布型感知器(空気管式)(消防設備士乙4・甲4)

尚尚尚尚(ひさたかなおあき)

空気管は

・外径1.94mm以上

・肉厚0.3mm以上

配管長は20m以上100m以下

部屋が狭く20mを確保できない場合、コイル状にしたり、二周させたりして距離を稼ぐ。

空気管の取り付けは

・取り付け面の下方0.3m以内

・感知区域の取り付け面の各辺から1.5m以内

・空気管の相互間隔は6m以下

 (主要構造部を耐火構造とした防火対象物ら又はその部分は9m以下)

検出部は、5度以上傾けない。


感知器は、以下の試験に合格する必要があります。

感知器から遠い20mで

一種なら7.5℃/分

二種なら15℃/分

三種なら30℃/分

の温度上昇をさせ、一分以内に感知器が動作すること


感知器から遠い20mで

一種なら1℃/分

二種なら2℃/分

三種なら4℃/分

の温度上昇をさせ、感知器が不動作であること


一応、「火災信号発信する温度割合」÷「不動作の温度割合」=7.5ではある。

覚えづらいけど。一種と二種と三種の数字との関係もわかりづらいし。



試験は5種類

1.火災作動試験

検出部の試験孔にテストポンプ(注射器みたいなの)を接続。

感知器の作動空気圧相当の空気量を注入します。空気を注入してから、接点が閉じるまでの時間を測定。基準値以内ならクリア。


2.作動継続試験

ほぼ1の続き。閉じた接点が再び開くまでの時間を測定。


3.流通試験

空気管の一端をマノメーター、試験孔にテストポンプを接続、試験コックを流通試験に合わせるます。

マノメーターの水位を100mmにし、テストポンプを外します。

マノメーターの水位が半分になるまでの時間を計測します。

空気管の長さに対して、基準値以内ならクリア。

空気管の長さの割に

時間がかかりすぎ→詰まりやつぶれ

時間がはやすぎ→漏れ

を疑います。


4.接点水高試験

検出部の空気管端子と試験孔にマノメーターとテストポンプをセット。

試験コックは接点水高試験に合わせます。

テストポンプから空気を送り、接点が閉じた時の、マノメーターの水位を測定します。これが適切な範囲ならばクリア。


5.リーク抵抗試験

テストポンプでマノメーターの水位をあらかじめ決めた位置まで上げた後、水位が所定の位置まで降下する時間を測定します。

時間がかかりすぎると、リーク孔の詰まりが疑われます。



細かな数字が多いですね。なかなか覚えづらい。


熱電対式のものは別記事になると思います。

絶縁抵抗・接地抵抗測定(消防設備士乙4・甲4)

尚尚尚尚(ひさたかなおあき)

まずは絶縁抵抗値からです。


⚪︎自動火災報知設備

直流250Vで絶縁抵抗試験

・電源回路の電路と大地との間

・電源回路の配線の相互の間

で試験を実施して、対地電圧が

150V以下→0.1MΩ以上

150V超え→0.2MΩ以上

この値以上であること。


・感知器回路と大地の間

・感知器回路の配線相互間

これらは1警戒区域ごとに、直流250Vで絶縁抵抗試験を行い、0.1MΩ以上であること。


ちなみに使用電圧が300V以上→0.4MΩ以上だそうで。


⚪︎受信機

直流500Vで絶縁抵抗試験

充電部と非充電部間では5MΩ以上

電源変圧器の線路相互間は5MΩ以上

回線数10未満の時、充電部と金属製外箱の間は5MΩ以上

回線数10以上の時、充電部と金属製外箱の間は50MΩ以上

回線数で場合わけされます。


⚪︎ガス漏れ火災警報設備

直流500Vで絶縁抵抗試験

対地電圧150V以下なら、0.1MΩ以上

対地電圧150V超えなら、0.2MΩ以上


数字が大変ややこしいですね。

自動火災報知設備は250V、受信器は500V、ガス漏れ火災警報器は500Vで試験。

合格基準もなんか難しい。



接地工事の種類

A種接地工事→高圧で使う接地。接地抵抗値は10Ω以下

B種接地工事→変圧器で使う接地。算出する必要あり

C種接地工事→300Vを越す低圧で使う接地。接地抵抗値は10Ω以下

D種接地工事→300V以下の低圧で使う接地。接地抵抗値は100Ω以下

※交流600V、または直流750Vが境。これ以下なら低圧、以上なら高圧。


絶縁抵抗は、繋がってたら困る場所がどのくらい抵抗値を持っているか

抵抗値が低いと「絶縁不良」なんて言いますね。絶縁不良は漏電や感電となる。そのために絶縁抵抗測定をします。

どうでもいいんですが

電気屋さんは"MΩ"を「めぐおーむ」と言いますよね。

意識してメグオームというと、ちょっとかっこいい(?)

ついでに絶縁抵抗器は「メガー」と呼ばれがち。


接地抵抗は、地面に抵抗値がどのくらいあるか。

接地抵抗値が高いと、漏電時に感電のリスクが上がる。

接地工事、厄介なことに条件が揃うと500Ω以下にできたり、いろんな接地を共有できたり・・・難しい。

大抵、消防設備は100V以下なのでD種接地。


こんなこと試験出るのかな?と思いつつ、ちょいとメモ

絶縁抵抗測定は直流で行う

主な理由は、交流だと容量性成分(コンデンサ)の影響で電気が流れてしまい、正確な絶縁抵抗が測れないから。


接地抵抗測定は交流で行う

主な理由は土に含まれる水分が直流だと電気分解されてしまい、測定結果に悪影響を及ぼすから。

電極に泡がついちゃうんですよね。その泡が、電気を通しづらい。しかも測定中にどんどん泡が出るので、時間が経つごとに測定値が変化していく。交流にすると、この影響を減らせます。



すごくややこしいんですよね、「使用電圧」と「対地電圧」。

使用電圧は、使う時の電圧のこと。家のコンセントは100V、みたいなことです。

対地電圧は、その電気が地面に対して何ボルトかというもの。

家庭用の200V電源。エアコンとか200Vのことあると思うんですよ。あれ、対地電圧は100Vなんです。

使用電圧は200Vだけど、対地電圧は100V。この解説は難しい!これ以上は長くなりすぎるのでここまで。


今回、数日に分けて文面作りました。

なんか体裁が全体的に整ってませんが、お許しくださいませ。

区分鳴動(消防設備士乙4・甲4)

尚尚尚尚(ひさたかなおあき)

地区音響装置の設定の一つが「区分鳴動」


建物が

延べ床面積が3000平米を超え

尚且つ

地階を除く階数が5以上

の場合


区分鳴動にします。

対義語は「一斉鳴動」、建物全てで地区音響設備を鳴らします。


ついでに

受信機から地区音響装置への配線は、耐熱電線(HIV線)を用います。

この線を「ベル線」というそうで。


鳴らし方は

地上2階以上:その階と直上の階

1階と地下1階:その階と直上の階と地階全て

地下2階以下:地階全て

で分けられます。


1Fで火事が起こると、地下の人は逃げ遅れるリスクが格段に上がります。

なので、1F以下は地階全てにも知らせます。



ここで疑問点がいくつか。

それぞれ自分なりに調べ、QA方式でサクッと並べてみます。


Q1

そもそも区分鳴動の考え方は何なの?


A1

避難誘導を段階的に行う為のもの。第一段階で区分鳴動、第二段階に一斉鳴動

第一段階で、火事が起きた階の人間を逃す。何故ならそのフロアに煙広がると危険。

同じく真上の階。ここは延焼するリスクが高い、なので早く逃させる

地上1F、地階では更に避難させる範囲が広がる。どちらも初動が悪いと大変なことになる。

第二段階で別の階を考える。

なぜ段階を分けるか。何故なら広い建物でいきなり全館一斉に逃したら、パニックになって大混乱するのが確実だから。

そして誤報であったとき。誤報で全館大パニックはやばい。しかし区分鳴動なら、その階周辺は大変なことになってしまうが、全館に比べればマシ。

なので、段階的に分ける。

区分鳴動も初期だけで、一定時間経過したら、一斉鳴動になる。これでみんな逃げられる。



Q2

直上階も鳴るけど、その上は無視なの?


A2

まずは危険度が高い「火事の起きた階」と「直上」から避難させたい。そのまた上は、次の段階。

それに高い建物は避難器具があるので、それで逃げられる可能性があるので、次の段階とする。

(避難器具関連は消防設備士5類でやると思います。筆者はまだノータッチの分野なので、設置基準などは深掘りしません。)



Q3地階で火災の時。建物が地下通路で繋がってる場合、どこまで警報鳴らすのか


A3所轄の消防署と事前協議するらしい。なので「通路も必ず鳴らします」と言えないし「通路なんか鳴らすわけない」とも言えない。



色々調べたのですが「千日デパート火災」というのが、消防法に結構影響を与えたみたいですね。


最後に地区音響装置の数字メモ

・各階毎に、その階の各部分から水平距離25m以下になるように設置(機器間が25mではない!)

・音響装置の中心から1m離れた場所で90dB以上(音声ならば92dB以上)とする

・感知器作動警報は女声、火災警報は男声とする